子供の心
子供が母親を困らせる時には、それなりに理由があります。
子供の要求は「今」

毎日育児をしていて、忙しくて疲れます。三人の子供から、同時にいろいろな事を要求されると、全て嫌になってしまう事もあります。母親の目線でみると、三食きちんと食べて外遊びをたっぷりして、規則正しく生活したい。
食事も出来合いのものではなく、手作りのもので美味しいものを食べさせたい。でも、子供の心は正反対です。食事はお腹がすけば食べるし、お菓子も食べたい。食事作りに時間がかかるくらいなら、簡単なご飯でいいから母親と遊びたい。
母親が子供の為にと、一生懸命になればなるほど子供は寂しい気持ちになります。よく食事を作っている時に限って、「本読んで」「抱っこして」とぐずりはじめるのが子供です。いくら「ご飯作ってからね。」と言ってもよけいにぐずります。
母親の気持ちとしては、子供に美味しくて栄養のあるものを食べさせたいから一生懸命作っているのですが、子供の要求は「今」なのです。母親の都合を理解して、気持ちよく待っていられるのは五歳くらいからでしょうか。
遊んでほしいのも、抱っこしてほしいのも「今」でなければ満たされないのです。十分に親に甘えた子供は、結果的に離れていくのが早いと聞きます。私の中にある目安としては、子供の年齢に「つ」がつく年齢、九歳(ここのつ)までは十分に甘えさせてあげたいと思っています。
幼稚園などの集団生活に入れば、どんな子供も我慢したり努力したりできるようになります。外で一生懸命頑張っている訳ですから、家ではたくさん甘えてもいいと思っています。聞き分けがない時は、きっと幼稚園で何か嫌な事があったのでしょう。
グズグズ泣く時も、疲れていたり傷ついてきるのでしょう。子供が母親を困らせる時には、それなりに理由があります。そんな子供の心に気付かないで「もう幼稚園いってるのに」とか「お兄ちゃんなのに」とか言わないであげてください。
成長すればするほど、複雑な感情がでてきて子供もどうしていいのか分からない時があります。理由が分からなくても、ぎゅっと抱きしめてあげてください。それだけで、子供はとても安心します。安心できる場所がある事で、また外に歩いて行く事ができます。
子供にグズグズされると、母親もイライラしてしまいがちですが、そんな時こそ甘えたい子供の心に応えてあげてください。