子供のサイン
子供のサインには、いろいろなものがあります。母親がよく見ていないと、気付かないものがほとんどです。
子供のサインに気付ける気持ちのゆとりを

小さな子供が三人いると、よく見ていないと気づかない事がたくさんあります。三人とも性格が全く違うので、その子に合った方法を取るようにしています。私が育児をしている中で、今までで一番辛かった事は、子供のサインになかなか気付いてあげられなかった事です。
子供の性格にもよりますが、大人のように上手に母親に気持ちを伝えられない子がいます。母親が、この子は明るくて元気な子で何も問題ないと思っていても、実際の子供は違う気持ちを持っている事もたくさんあります。私は三人の子供を続けて生んだので、見逃す事が多かったように思います。
特に、長男は三歳で二人の妹のお兄ちゃんになりました。普通三歳といえば、まだまだ母親にべったりの年齢で、この時期にたくさん甘えさせてあげる事が大切な時です。でも長男の場合は、私が二人の妹の世話と家事で忙しく、十分には甘えさせてあげられませんでした。
思い返すと、二人の妹を抱いてばかりいて長男はいつも隣で我慢していました。私の姿を見て、遠慮して「抱っこ」となかなか言えなかったのです。その気持ちになんとなく気付きながらも、忙しさのせいにして応えてあげる事ができませんでした。
そんな長男の性格は、とても優しくて内気な性格です。私が困っていると、私を困らせるような事はしません。そんな三歳児にしてしまったのは、私の責任です。その現実に気付いたのが、長男のあるサインでした。四歳になって、すぐに幼稚園に入園してからの事です。
幼稚園に行き始めて、半年の間毎日お漏らしを頻繁にするようになりました。最初は、幼稚園に慣れてないからだと思っていましたが、先生からもいろいろ話を聞いてどうやら違うようです。私を困らせないように、朝は元気にバスに乗っていくのですが、幼稚園に着くと泣いてばかりでした。
心配しながらも、なかなか改善されないまま入園してしばらくたちました。幼稚園の用事で私が長男の様子を見に行った時、私の姿を見つけた長男は全速力で走ってきて、しがみついて泣いていました。それまで、毎朝笑顔でバスに乗っていたので本当に私は傷つきました。
自分なりに、入園した長男を気遣っていたつもりでしたが、きっと入園前から甘える事を我慢してきたのでしょう。入園をきっかけに私から離れ、ますます長男の気持ちは追い込まれていったようです。お漏らしは、私に気付いて欲しいという、サインだったのです。
入園したては、お漏らしする子がたくさんいます。精神的な事で、夜泣きに変わる子もいます。環境の変化で、不安になっているだけかもしれませんが、それだけではない子もいます。長男は、この幼稚園での出来事をきっかけに、だいぶ素直に甘えてくれるようになりました。
現在、五歳半の長男ですが今は三人の中で一番の甘えんぼうです。赤ちゃんの頃、十分に甘えられなかった気持ちが今でてきているようです。赤ちゃんの頃、何もできなかった自分にとても後悔して悩みましたが、今からでもやり直しはできると思って、十分に甘えさせてあげたいと思っています。
子供のサインには、いろいろなものがあります。母親がよく見ていないと、気付かないものがほとんどです。毎日とても忙しいと思いますが、子供のサインに気付ける気持ちのゆとりをもてるよう、努力したいと思います。